コトノハナ

一つとして同じ意味の言葉はない

筈(はず)

「~するはずだ」「~そんなはずはない」
ごくごく当たり前の日本語ながら、本当に意味することが分からない言葉の一つ。

「はず」を変換すると「筈」となる。ああ、なんとなく見たことがある漢字だ。しかし「筈」って一体何者なんだろう。他に「筈」という言葉を使う熟語が思い浮かばない。
まずは辞書的な意味から。

1,当然そうなるべき道理であることを示す。また、その確信をもっていることを示す。「君はそれを知っている―だ」「来ない―はない」
2,その予定であることを示す。「今日届く―になっている」
引用:「デジタル大辞泉

「~するはず」「~する手筈になっている」

で、「筈」とは一体何者なのかと言うと、どうやら弓矢に関する言葉らしい。なるほど、現代人には疎遠な響きのはずである。

1 弓の両端。弓弭(ゆはず)。
2 矢の端の、弓の弦につがえる切り込みのある部分。矢筈(やはず)。

矢筈がなければ、弓と矢がうまく咬み合わない。
噛み合わなければ、当然のことながら、矢が命中するはずがないということである。

ちなみに『やはり』という言葉は『矢張り』とも変換できるけれども、語源のほうはあまり定かではないみたい。