博物館の展示品でも見るような目つき
『月だけが私のしていることを見おろしていた。』より。
別に珍しい表現ではないけれど、便利な表現だと思いピックアップした。
博物館の展示って、ガラスがとてもキレイに磨かれていて、そこにガラスがあるってことを忘れがちになる。距離は近くとも見えない壁に隔てられて、手が届きそうで届かない、というニュアンスが本文には込められている(と思う)。
月だけが、私のしていることを見おろしていた。 (メディアワークス文庫)
- 作者: 成田名璃子
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2012/02/25
- メディア: 文庫
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