コトノハナ

言葉/コロケーションを無雑作に蒐集するブログ。

2014-01-01から1年間の記事一覧

憲(のり)

のり。人間の言動を取り締まるわく。おきて。国の組織や政治のしくみの根本の原則を定めたおきて 憲法が法のなかで特権的な地位を占めていることに疑いの余地はない。しかし「憲」と「法」でどうして国を統一するだけの法律を意味することに成るのだろう。

未曾有

みぞう。未だかつてあらず、の意味。

とば口

1 はいりぐち。入り口。戸口。「―に立つ」 2 物事の始まったばかりのところ。「工事はまだほんの―だ」 提供元:「デジタル大辞泉」 マイナー語の一つ(だと思う)。ググると京都にある鳥羽駅の出口の情報の方がサジェストされる。

器用

用は「有用」の「用」。 「器用」とは「有用な器」を言う。 器というのは「アイツはリーダーの器ではない」というときのそれである。

筈(はず)

「~するはずだ」「~そんなはずはない」 ごくごく当たり前の日本語ながら、本当に意味することが分からない言葉の一つ。「はず」を変換すると「筈」となる。ああ、なんとなく見たことがある漢字だ。しかし「筈」って一体何者なんだろう。他に「筈」という言…

主作用

副作用があるのだから、その対義語は主作用に違いないが、副作用のほうが有名なのはなぜだろう。

この国には何でもある。本当に色々なものがあります。だが、希望だけがない。

『希望の国のエクソダス』村上龍より

ひょっとこ

言わずと知れた日本版のピエロ。 なぜか屋台で売られている仮面のなかでも「お多福さん」と並んで古株、という風情が漂う。あんなふざけた顔をした仮面がどうしてどこの祭りでも売っているものかと、子供のころから訝しんでいたが、どうやら「火男(ひおとこ…

8月付けで

なにがくっついてるんだろう。

読み方はかんぬき。 扉をつっかえさせる横木のこと。 なるほど、いわれてみれば確かにみた目通りといった漢字である。

精神一到何事か成らざらん

『精神一到何事不成』 やると心に誓って物事に当たれば、どんなことでも出来ないことはない。精神力があれば、道は開けてくるという教え。 出典は『朱子語類』これは朱子学の祖、朱熹の発言を弟子がしたためたもの。まず「意識ありき」という発想。「見方が…

楓の語源は「蛙手(かえるで)」らしい。 葉っぱの形が、蛙の手に似ているから、だとか。 これを聞いた前と後ででは、「楓」って名前の女の子の見方が変わりますね。 note1) そういば、特定の植物の葉がなぜ色を変えるのかするのかは、現代でもよくわかって…

記憶がぼたぼたと耳から漏れ出ていく

杉井光「神様のメモ帳(9)」p,154より引用神様のメモ帳 (9) (電撃文庫)作者: 杉井光,岸田メル出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス発売日: 2014/09/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (7件) を見る確かに脳みその内容物が漏れていく…

不撓不屈

撓は「たゆむ」、屈は「折り曲がる」という意味。つまり不撓不屈とは、曲がらず弛まず、屈強であることを示す。「鬱屈」「窮屈」「屈折」 それぞれを貫くのは、曲がっているということ。まっすぐに伸びていないということである。 一方で「愚直」という言葉…

リーズニング

Reasonの-ing形。「理由付け」的なニュアンス。 「じゃあ『理由付け』でいいじゃねーか。無駄にカタカナ使ってインテリきどりやがって」って思わなくもないけど、微妙にニュアンスが違う。 リーズニングは日本語でいう「理由付け」と「推理」の狭間にある感…

三千世界

仏教の宇宙観の一つ。一人(?)の仏のありがたみが伝わる範囲のこと。 三千世界は「1仏国土」とも呼ばれる。わざわざ「1仏」としているからには、釈迦は一人の仏さまに過ぎず、三千世界を超えた先には別の仏がいることを示している。 考えてみれば仏教は「…